独学でゲーム制作用のプログラミング学習をする際に、おすすめできるソフトウエアを5種類紹介します。
初心者向けの内容ではありますが、既にある程度のプログラミング言語を覚えている方でも視野を広げる目的で一見の価値があるかと思います。
言語無しも紹介しますが、理由は後半に。
(個人的)難易度別
個人的意見ですが、研究等で計算をゴリゴリ書かなければならない状況を除いては、
最初からプログラムを書き始めるというより、ソフト側で用意されたテンプレートをいじる事を勧めたいです。意外とその最初の頃が楽しかったのかもしれない…。
(数字を変えてみる、書いてある流れを変えてどうなるのかを知る等)
難易度★1
学習できること:ゲーム製作の基本的な流れ
ツクールシリーズ【※言語 JavaScript 】
2Dゲーム
何より先にゲームを作るという感覚を得られるソフトウエアです。
もしこの記事を読んで下さっている方の中に、ストーリーを書く事やイラストを描く事が好きで、それをゲーム化したいといった場合にはおすすめできます。
ツクールMVではJavaScriptプラグイン
(成人向けのゲームでは良く採用されます)
難易度★2
学習できること:プログラムの一連の流れ
スクラッチ
対象年齢は8歳から16歳向けにデザインされているとのこと。
子ども用に与えて親がハマりそうな雰囲気を醸し出しています。
WOLFRPGエディタ 【言語無し】
2Dゲーム
WOLFRPGエディタの大きな特徴として、容易に通信機能を追加可能だという事です。初めてプログラムの大まかな流れを学んだ後に、オンラインゲームサーバー用にPHP+MySQLを覚えることも出来ます。
私の黒歴史ではありますが実は2014年にHI名義で疑似オンラインカードゲームを発表していたりします。 【Z.Game】 (サポート終了)
難易度★3
学習できること:制作、プログラミング全般
Unity 【C#】
3Dもしくは2Dゲーム
使用言語は基本的にC#です。何でも出来ます。凝ったシステムを作ろうとすると、時間と特別覚える事が思いの他多いかもしれません。
サポートが充実している事も良い。私は現在これで勉強しています。
UnrealEngine 【C++】
主に3Dゲーム
言語はC++です。制作にはある程度PCのスペックを要するもののクオリティの高いゲームが多い印象です。
個人制作で多分困る事
本当のところプログラミング自体は始めてしまうと簡単で(最適化等後から知る事はある)、本当の壁はそれ以外の要素だったりします。
素材問題
主に2Dゲームであればイラスト、3Dゲームであればモデル素材を何処から持ってくるかという事になります。曲に限っては自身で制作している(する)場合を除いてほとんどの場合で無償、もしくは有償素材を購入する事になるでしょう。
フリー素材を使用する
最初はこの選択肢になる事が多いかと思います。
「ゲーム フリー素材」で検索すると見つかりますが、利用規約には特に注意する必要があります。トラブルになるケースも少なくありません。規約が変更になる場合もあります。
自分で作る
2Dであれば何らかのペイントソフトが必要になります。
3DであればBlender(挫折する可能性アリ)は無料で使えるので取り合えず試すのもアリです。
有料素材を買う
比較的安価で長く使えるものになる為個人的にはおすすめです。ウインドウショッピングしながらゲームを考える事も個人制作の醍醐味かと思います。
依頼する
オリジナルを入手出来るものの、イラストレーターに依頼する為1枚当たり数万~の値段が掛かる事が多いと思います。
(依頼が出来るサイト例)
オリジナルイラストとLive2Dモデルのデジタルマーケット【nizima】
2Dで動きのあるゲームを作りたい場合
(2014年以降私は自分で作り、不足分購入する形にしています。)
初手言語無しをおすすめする理由
そもそも言語毎何が違うのか?
同じだと思っています。
99Basic(最初の文字のみのゲーム製作で) 、PHP(サーバー用に)、FORTRAN(大学、大学院時代の研究で)、C#(現在Unityゲーム制作用に)、マイナーですがUWSC(ロクなことをしない)などを使いましたが、同じ事をさせようと思ったら大体同じ事を書きます。
最終的に必要なものはリファレンス(説明書)のみで、案や考え方、手法を知るために本やネット(ブログ記事)を漁る事になるかと思います。