アニメ、映画における秩序を持った世界観。
作品毎に「秩序の維持」をどのように行っているかまとめたものです。
※不完全な解釈が含まれます。
複数の作品におけるシステム
- システムにおけるアノマリーの存在
- システムの行動
- 選択肢とその存在の行う選択
マトリックス:マトリックス(アーキテクトとの会話)
マトリックスは純粋な機械です。
救世主の取り込み(リロード)はネオで6度目です。
救世主の存在
完璧そのもの「理論」であるマトリックスは、不完全性「曖昧さ」の存在によって安定しない。
最終的にはシステムクラッシュを引き起こし、繋がれた人類、ザイオンは滅亡する。
システムはそれを防ぐ為、救世主を取り込み再装填(リロード)する。
これによって、次の救世主が現れるまでの延命をする。
選択肢(勧誘)
人類の存亡に直接かかっており、選択の重要度は非常に高い
- 承諾:ソースへの扉:ネオの取り込みとザイオンの救済
- 拒否:マトリックスへの扉:人類の滅亡(トリニティーを救う)
アーキテクトの惜しみの言葉:「フン、希望か。君たち人間の妄想の最たるものであると同時に、最大の強みであり、そして最大の弱みの源泉か。」
拒否したネオはマトリックスへの扉を選択する。
サイコパス:シビュラシステム
シビュラは免罪体質者の脳の集合体です。
取り込みの勧誘は作中に何度も行われています。
免罪体質者の存在
シビュラシステムは免罪体質者の人間を取り込むことによって、システムの精度(スキャンの判定精度)を向上させる。
選択肢(勧誘)
- 承諾:シビュラの一部になり、無限の知性のもたらす快楽が得られる(勧誘)
- 拒否:(拒否されることによって、直接大きな影響は受けない)
局長惜しみの言葉:「聖護君は皮肉の天才だな。」「何故だ君なら理解できたはずだ。この全能の愉悦を、世界を統べる快感を」
拒否した槙島は局長(藤間の入ったロボット)を殺害する。
デカダンス:全統治独立システム
全統治独立システムは元は人間であるサイボーグによって設計されています。
バグの存在自体を認めており、そのデータを保存します。
バグの存在
バグ(それに抗うもの)とゲーム警察(バグを消去するもの)の行動自体がシステムの一部。
その争いによって更に強固なシステムが作られる。
システムは多くのデータを保存しバージョンアップする。
選択肢(勧誘)
- 承認:諦める:システムに抗う事も想定内:無意味
- 拒否:足掻く(そこで黙って見てろ)
全統治独立システムの惜しみの言葉:「フン、どうあがいたところであなたは死ぬ。世界の変遷が見られないとは残念ですね。」
拒否したカブラギは最後まで戦う。
その他、コメント等
最近ではアニメデカダンスの公開やマトリックス4(仮)の制作により、秩序(システム)を持った世界観への理解・流行が感じられます。
サイコパスの槙島は敵ポジションでありながら、システムの提案を拒否する主人公性能の高さが、人気の秘密の一つであったのかもしれません。
終盤の提案は基本断られますので、システムの方々は気をつけるべきでしょう。
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