今回はUnityが提供するソフトウエアのスクリプトリファレンスの読み方(見方)を書きます。
読むもの
Unityスクリプトリファレンス(2019.3)
スクリプトリファレンス
Unityのソフトウエアが提供するスクリプトリファレンスには利用可能なクラスを中心にメソッドやプロパティ、必要な情報にアクセスできるようになっています。また付属するサンプルコードに関しては、
多くのページにはその機能を利用するためのサンプルコードが用意されており、このサンプルコードは用途を問わずUnityからの許諾や著作権表記の必要なく、自由にご利用頂けます。
unity DOCUMENTATION スクリプティングAPI Unityスクリプトリファレンスへようこそ!
リファレンスの左サイドバーには名前空間一覧が並んでいます。
Classes
名前空間内のクラス・構造体が入っています。
目的の名前空間が分かっている場合、開いて下から見ます。
上のリファレンスページを見ると、こんなことが分かります。
ページ内には変数、関数といった項目毎に纏められていますが、
どのようにしてそれらを使うのかを理解することで読んですぐ使えるようになるはずです。
ので、それぞれの項目に対応した簡単な使い方を纏めます。
タイトル
最上部に大文字で書かれているものはタイトルです。
class / struct in 名前空間名
タイトルすぐ下に書かれている一行です。
クラスを使用する際には名前空間を参照する必要があり、usingディレクティブで指定します。
また、この場合は、”クラス名/構造体名=タイトル”を示しています。
//class in UnityEngineより
using UnityEngine;
Static 変数
UnityEngine > Classes > Vector3
//Vector3 は struct in UnityEngineより、
using UnityEngine;
public class Vector3Practice : MonoBehaviour
{
void Start()
{
// Vector3.back は Vector3(0, 0, -1) と同じ意味なので、
Vector3 myVector = Vector3.back;
}
}
変数
Static関数
using UnityEngine;
public class DebugPractice : MonoBehaviour
{
void Start()
{
//Debug.Log内 public static void Log (object message);より、返り値の無いStatic関数
//messageは表示の際に文字列として変換対象となる文字列やオブジェクトなので
Debug.Log("HW");
}
}
コンストラクタ
インスタンス生成時実行される初期化メソッド。
コンストラクタ名はクラス名と同じ。
UnityEngine > Classes > Vector3
//Vector3 は struct in UnityEngineより、
using UnityEngine;
public class Vector3Practice
{
//Vector3のコンストラクタはpublic Vector3 (float x, float y, float z);より、
//
Vector3 myVector = new Vector3(1.0f, 0.0f, 0.0f);
}
まとめ
ここまで読んだ方はもう既にリファレンスを見ると、それを試したり使ったり出来る人になっていると思います!(多分!)
例えば、Static関数内のDebug.LogWarningを使ってみる。
制作で詰まった時は
- ラベル目的:デバックログを出したい!
リファレンスのどこに書いてあるのか分からないのでググる。
- ラベルGoogle検索「Unity デバックログ 方法」
ブログなどが出る
Debug.Log()を使えば良いのか!使い方はリファレンスで調べよう!
- ラベルリファレンスを見る
使い方が分かる!記事で触れていない使い方も分かる!
デバックログが出せるようになる!
もう一つのブックマークしておくべきリファレンス
私のページはブラウザバックしても、.NETのリファレンスはブクマしておくべきです。
最後まで読んで頂きありがとうございます。